桐タンス読本(品質)

相田たんす店
相田たんす店

桐タンスの品質について

オーダー桐タンスの利点

桐たんすは、大きさでグレードを決めている場合が多いので、幅の狭いたんすですと、引き出しやお盆の数が少なかったり、金具や桐材のグレードも下がります。職人展などの祭事に限定で出るたんすはその辺が吟味されているので、値段の割に内容は良いと思います。

オーダー桐タンス

選べる引き出しお盆の数、金具

グレードの高いものは、これらの数も増えてきます。少ないと、どうしても詰めてしまいがちなので、着物のためにもいいのですが、いたずらに多ければ良いというわけではないので、自分の使い方を考えて選ぶと良いでしょう。

たんすの金物も値段によって千差万別ですが、好みの問題があるので難しいと思います。高ければすべて良いというわけではなく、シンプルで高品質なものもあります。

見えない部分のコスト

高額な桐タンスでも、見えない部分のコストダウンが行われています。外見は立派で豪華に見えても、肝心なところが手抜きでは、本来の性能が発揮できません。桐たんすの精度を語る場合、引出しのきつさがよく言われます。しかし 一番大事なのは、表側より湿気のこもり勝ちな背面です。

家具タンスは、構造上ベニア一枚の事が多く、またくぎ止めしたりせず、はめ込みなのでそこから湿気が入ってきます。カビ防止の為に、北側の壁際には置かないとか、風通しを良くする為、15センチ程壁から離さなくてはいけません。

使い方によりますが、桐タンスなら4、5センチ離せば充分です。桐たんすは構造的に仰向きにして水に浮くような構造ですので、背面から湿気が入り難く、また当店では背板を通常の桐タンスの3割増しの板厚にして、特に湿気に強い構造にしております。背面と同時に底板も厚いものを使っております。

板厚

使いやすい桐タンスデザインとは

桐タンスは四角い筐体ですから、非常に整理された本来シンプルなものなので、各部のデザインも洗練されていますが、婚礼ダンス等店頭効果を狙って必要以上に立派というか、派手なものがあります。

実際、大きな婚礼ダンスは普通のマンションの和室などにもそぐわない気がします。手持ちの婚礼ダンスを小さく出来ないかと言うお問い合わせもあります。桐タンスは使っていて楽しいかどうか、毎日使う家具は 毎日見ていて不快感の出ない、飽きのこないデザインであるかどうかが大事です。

このシンプルさが日本人の美観とシックリ合って今まで残ってきたと言えましょう。また、見た目以外あまり実質的な良さがありませんので、あまり拘る事は無いと思います。

昔の職人は、見えないところにこそ、腕を競ったものです。角丸、胴丸、天丸等色々な種類がありますが、これも売るためにどうしょうと言う様な販売側からのデザインで、使う立場に立ったものではありません。

以上、展示会等で色々な桐タンスを見たり売ったりしての感想です。せっかくの高額商品なのに、細かいところまで選べないので、なかなか難しい買い物になると思います。

メーカーとしても、展示スペースが同じなら単価の高い商品を売りたいため、いたずらに高額になっていってしまうと思います。自分の予算・使い方を考えて、衝動買いではなく、じっくり物を見る目を養い、気に入るものが出てくるまで買わない事です。

当店では大きさ、金具、デザイン、材質等全てオーダーで、お客様のご要望にお答えしています。予算内で形はシンプルに、使いやすい大きさで、品の良い、高品質な金具、桐材は最高のもの、といったわがままな選択が可能です

お客様のご要望

総桐洋服タンス

桐の洋服タンスは、安心して毛皮やロングドレスなどを入れて置けますので、特にお勧めです。家具タンスやマンションの収納ですと、湿気がどんどん入ってきますから、埃避け程度に考えていたほうが良いと思います。

実際に使い分けてみると、家具タンスやマンションの収納ですと、市販の湿気取りに2、3ヶ月で水が溜まってきますが、桐の洋服タンスでは市販の湿気取り器に水が溜まるような事はございません。

最近人気の無垢板を使った洋服ダンスは、湿気によって扉が反ってしまい、ちゃんと閉まらなくなることがあります。高温多湿の日本で使う場合あまりお勧め出来ません。

総桐ですと、安心して衣類を詰め込む事が出来ますので、90センチ幅のスリムなモデルでも、大きな家具の洋服タンスより収納力があります。背の高い一本立ちですが、奥行きがあり、桐は軽く重心が低いので、地震でも家具タンスに比べ倒れ難いと言えます。

シンプルなデザインなので、仕上げも家具調にすれば洋間においても違和感が無く、お部屋のグレードも上がります。総桐洋服タンスは、気になる湿気取りにも最適な収納家具と言えるでしょう。

当店オリジナル総桐洋服タンス

柾板を贅沢に使った大きな扉に、下部に引き出しを一つ備えてあります。当店ではお盆も入れてあるため、奥行きの深いタンスの奥まで小物を入れておいてもすぐ取り出せて便利です。何年経っても無垢の扉は反る事無く、湿気を寄せ付けません。

背面や底面も特に分厚い桐を使用しておりますので、強度もあり、壁からの湿気も完璧に遮断してくれます。総桐ですから下の引き出しにめったに使わない礼服を入れておいても、イザと言う時取り出してカビが生えていたなんて言う事はありませんから安心です。

総桐洋服タンス

総桐チェスト

最近若い方の間でご注文が多いモデルです。フローリング床のマンション等でもまったく違和感無く、左右に二つ並べる事で、より豪華な印象になります。大きさの割に収納力もあります。

将来引越しても、上下に重ねてもお使いいただけるよう設計しております。またその横に高さを揃えた総桐チェストを置く事も可能です。もちろん、最初は一つで、将来収納を増やしたいときに付け足してお使いいただけます。

総桐上置きタンス

総桐上置きタンスは、空間を上手に生かして収納出来ます。色や大きさもオーダーですから、仕上げにより和タンスでも洋家具の上にでもコーディネートする事が出来ます。

扉式で、中にお盆が入っています。取出しには低めの脚立などが必要ですが、お盆も桐で軽いので出し入れも楽で、桐で上置き自体軽いので地震でも安心です。手抜きの無い頑丈な作りですので、安心して高価な衣類を収納出来、将来これに合わせて、下置きとして引き出し等を作って和タンスとしてもお使いになれます。

総桐上置きタンス

営業エリア

東京都都内、関東及び近県(神奈川・千葉・埼玉・山梨・群馬・茨城・長野)のお客様は無論、
遠方の近畿地方(静岡・名古屋・愛知・大阪・京都)からのお客様もお待ちしております。国内全域対応致します。


相田タンス店

〒101-0024
東京都千代田区神田和泉町1-3-8
03-5821-3114
aida1@aida-tansu.sakura.ne.jp

Copyright ©2019- 相田タンス店 All Rights Reserved.